浪人の反省1

今回の話は愚痴愚痴してる。理系の浪人で苦しんでる人の精神安定剤になれば、と思って書く。






得意教科がない。どうしよう。でも、全部の教科をバランス良くやらなきゃ...と、思ってる人が過去にいた。(自分のことだが...)
健闘はしたが、どれも良くはならなかった。(言い訳だ。という批判は受け付けない。批判する人が僕ではないように、僕は批判する人自身にはなれない。事実、言い訳かもしれない。そこの真偽は定まらない。)

特定の教科に秀でた方が精神的に楽だったと思う。それらの教科を軸に戦略を立てられるし。
浪人の時の僕の精神状態は悲惨だった。
死ぬに死ねない。という、状況に追い込まれていた。(あれは思い出したくない。)
今、死ぬに死ねないと思ってる人は、明るい面を見よう。
見ようといって見れるものがない精神状態の人は、好きなことをして、心を落ち着かせよう。
世間と切り離されたことをして。自分の世界に閉じこもって。心を落ち着かせよう。

音楽を聴いてもいい。アニメを見ても良い。ライブに行ってもいい。運動しても良い。両親と話すでも良い。
心を落ち着かせよう。

で、ようやくお勉強の話なんだが、好きな科目を伸ばした方がよかったなぁと思ってる。
なぜ、そう思うのか。自分が出来なかったことだから。やれなかったことに希望を抱くのが人間というものだと思う。
大学に入ってから読んだ本で、納得した言葉があるのだけれども、

マーカス・デュ・ソートイの「シンメトリーの地図帳」という本の中に暗記に関することが出てくる。

今、手元に本がないので、引用はできないが、コンウェイという数学者が円周率(円周率は規則的な数字の並びではない)をたくさん暗記してることに関して、ソートイは
「(コンウェイは)見えない構造を見抜くのが、非常に上手でした。円周率というランダムな数字の並びに対しても、(彼なりに)論理的な構造を見抜き、暗記していたのです。」
といったような趣旨の文が出てきたように思える。(解釈が間違っていたら、すまない。実際に読むことを勧める。分からないところは飛ばしてよいから。自分もあの本の内容を100%は理解できていない。)

暗記をするのが得意っていう人は、無意識的にでも、意識的にでも、自分の知っている知識と新しく入ってきた知識(この場合暗記すること)を論理的につなげるのが上手いっていう人なんだと思う。

僕は暗記が嫌いだった。なんの確証もないことをテキトーにつなげていくことが嫌いだった。(少し、言葉が荒いな。暗記が出来る人は素直に尊敬する。心の広さとかを反映してるんだと思う。)
その所為か、数学とかは、割と好きだった。なんで、そうなるかが物凄くはっきりしてるから。
ひたすら数学と物理だけやってれば良かったのに。と強く思う。大学に行ってから必要になるのは主にその2教科だったから。(これからは英語も必要だが...)
物理は教科書をやるのも良いけど、新・物理入門が一番納得できた。(浪人中は力学までしか、出来なかったけど。)
分からなくても、諦めずに喰らい付き続けるのが良い。自分は物理で数学が分かった。(分かった!という実感が湧いた。)

最低限、数2B(旧課程)くらいの微積分の知識がないと読むのは厳しいように思う。
微分は瞬間変化率、積分は面積程度の知識は...
(高校の時は、微分は「なぜだかよくわからないけど、次数が下がる計算」。積分は「なぜだかよくわからないけど、次数が上がる計算」くらいの認識しかなかった。それでも、ものすごく時間をかければ読めた。1日3ページとか、ザラだった...(苦笑))
区分求積法なんかは、自分の場合、新・物理入門で初めて理解できた。

なので、理系の浪人生は、数学・物理に磨きをかけて、天高く飛翔してください。
僕の屍を越えて行ってください。お願いします。