反省1

自分がどういう人間か。冷静にかつ、客観的に考えてみる。
生まれてから、どんな道を辿ってきたかを見つめ直してみる。
日本で生まれ、幼稚園の間を親の仕事の都合で、マレーシアで過ごし、その間、腕の骨を折り、小学校に入学するころには、都会に移り、4年になる頃まではのほほんと過ごした。ここまで、学力は平均以下だった。
中高一貫の文化祭に行き、中学受験を決意し、小学校4, 5, 6年の3年間を勉強に費やし、辛くも第一志望に合格した。が、それに慢心し、ロクに勉強せずに中高6年間を良い意味でも悪い意味でも時間を浪費した。浪費したおかげで、かけがえのない友人を得たが、脳味噌は良くならなかった(笑)
成績は下の上といったところをギリギリ保つくらい。緊迫感を持たずに惰性で生活していた。今もそれは変わっていないが。
大学受験の時期になり、相も変わらず惰性で勉強し続け、やる気はないが周囲の雰囲気に圧倒されて、少しは勉強するようになった。この頃に数学の証明の楽しさを知った。(それまでは、ただひたすら、問題集を解くだけの機械と化していた。)
例えば、自然対数の微分
 \Large\frac{1}{x}
で表されることを自分の頭だけで証明したり。
幾何の問題が苦手過ぎて、勉強をし直そうと思って、1次元から2次元へ、直線から三角形、四角形、…、多角形、円へと展開できるように定理を復習したりしようとした。(これは、途中で挫折したけど...)
だが、そんな勉強の仕方で合格するほど現実は甘くなく、浪人をする羽目になった。

そういえば、高3の段階で何故か、無気力に襲われた。(多分、成績が上がらないことへの無力感)

浪人する際には様々なデマが飛び交っていて、迂闊にもそれを信じた自分がいた。浪人中は孤独を極め、無気力も併発して、性格が荒れた。家族には罵詈雑言を浴びせ、浪人しているにも関わらず、勉強は出来ない阿呆になってしまった。それでも、何とか地方国立に受かり、そこに通うことにして現在に至るというところなのだが。

自分の欠点は、こうしてみると、人に流されやすいところにあるようだ。
後、傷つきやすい。もう少し、自分を強く持つべきだ。
メリハリをつけて。根拠のない自信を片手に懸命に生きるしかない。

自分には何もないという心の声が聞こえるが、ないなら、ないで、作るしかない。今も大事だが、未来も大事だ。前を向くべきだ。足下ばかり見てると、迷うぞ。